基礎学習の時間
更新日:2019年6月22日
「伝えたいことや確認しておきたいことはありますか」
アトリエ*スクールの朝はいつもミーティングからはじまります。
気になるご飯のメニューを質問するのは、食べるの大好きのまお。
今週の予定なども確認して、ミーティングを終えたら、基礎学習の時間。
はじめは、少しお勉強から離れていた子どもたちにとって、どれくらい集中できるかなと不安でした。
やはり、小学生の2人は集中がとぎれとぎれ。
しかし、彼女たちなりに一生懸命取り組もうとしています。
はじめは、とても手のかかる2人。しっかりと横について細やかに、励ましの言葉をかけます。
分からないことがあると、
「ねえ、教えて」と上の子に質問します。
すると、たいせいは、やさしく質問に答えます。
掛け算に躓いているまおに、九九表を作ってあげたり、問題を作ってあげたり。
くじけそうな下の子に教えながら支える存在はとても頼もしい。

教える本人も、かけ算の意味をどうわかりやすく説明するか、必死です。
こうやって、学びが深まっていきます。





スタッフと上級生の伴走もあり、軌道に乗り出した2人は、日に日に集中力をあげていきます。
自分から学習に向かう姿勢が日に日に見られるようになりました。
45分を目安に設定し、時間が来たことを伝えますが、
「ここまではやり遂げたい」
「もっとやる!」
みんなやめようとしないのが、日常の光景となっています。




やる内容も、やる順番も、やり方も、自分で決めた学習。
「今日はこれをやろうよ」
という声かけは、一切しません。
しかし、一人ひとりが、自分の学習のことをちゃんと考えています。
自分で自分自身の学習を計画しながら、自分のペースで黙々と取り組む。
ときに、緩やかな学び合い、励まし合いをしながら。
ずっと見守り、サポートしていきたいなと思います。