運動遊び
「体をおもいきり動かしたい!」
それは、子どもたちの自然の欲求。

立幅跳びに

馬飛び

スラックラインからの陣取り
子どもたちは、日常的にそんな運動遊びを楽しみながら、自然と体を動かしています。
「そとらぼ、どこ行こう?」の話し合いで、
最近人気の行き先は、屋内プールと体育館。
雨の影響を受けずに存分に運動ができます。
平日のプールや体育館は、けっこう空いていて、
おまけに、おじさんやおばさんは、子どもたちにやさしい。
中でも、子どもたちに人気なのはやはり鬼ごっこ。
せっかく、体育館なので、ボールや道具を使う運動などいろいろやらせたくなる とむ。
ですが、元体育教師の血が騒ぐのをグッとこらえます。
しかし、鬼ごっこは、万能です。とうか、最強です。
思いっきり汗をかきます。「追いかけられる」という興奮でアドレナリン全開。
心も体も発散します。
いろいろな道具を使わずにできます。
当事者が自由にルールをアレンジできます。
その上、さまざまなスポーツの基本になるような、いろいろな動きがぎっしり詰まっています。
鬼になった子も、どうしたら捕まえられるか頭を使います。
体のかわし方、フェイント、動きのメリハリや目線と違う体の動きなどを工夫し、相手との駆け引きを楽しみます。


ハアハアと肩で息をしたり、しゃがみ込んだりするほど過酷(笑)な運動なのに、子どもたちは止めようとしません。
子どもたちはそれら(鬼ごっこに詰まった楽しさ)をよく知っているのです。

鬼になったら声に出して10数える、個々を踏んだら黄色の線内に全員が入る。鬼は1回しかそれを使えない。鬼の得点は3倍にする、などなど、
誰かが、より楽しくなるためにその都度、思いついたアイディアを提案します。
そこから話し合いを通して合意形成が行われ、調整をします。
「コート鬼」(コートの線を出たらダメ)、
「線鬼」(線の上だけ進める)、
「線ダメ鬼」(体育館のコートにあるいろいろな色の線を踏んだらダメ)、
宝運び鬼(体育館シューズを自分の陣地に運び入れる)、、、

この日も2時間鬼ごっこのオンパレード。しかも、体育館だから楽しい鬼の遊び方。
子どもたちは、よくわかっていますね。たっぷりと汗をかきました。
子どもたちは、江津湖や近くの公園など野外でもいろいろな鬼ごっこをします。
ドロケイ、色鬼、高鬼、カンけり、だるまさんがころんだ、重なり鬼、しゃがみおに、雷さま、げたかくし、、、など
あとらぼの子どもたちの創造性や社会性は、運動遊びを通しても育っています。