ボランティアさせていただきました
以前、熊本豪雨で被災した八代市坂本を訪れた後、
子どもたちにその様子を話したら、
「自分たちも行って役に立ちたい」という声が上がりました。
そして、友人である溝口じゅんぺいさんのところに行くことになりました。
車中からの風景や、現地での様子にはみな言葉を失っていました。

(激流が信号機をへし折っています)

(橋が流されたまま)

(この建物2回の天井まで水に浸かったなんて)
作業内容は、ボートをはじめとした道具の洗浄。
力仕事は難しいけど、これなら、自分たちでもできる!


(寄付していただいたという)スピーカーで子どもたちの好きな音楽をかけてもらい、テンションも上がり作業も進みます。(音楽の力は偉大ですね)
水作業というのもあり、子どもたちは嬉々として作業しています。


ご本人も被災者なのに地域の復旧作業に奔走し、自分のところは後回し。
商売道具である大切なボートは炎天下や台風の下晒されたままになっているのを
とても嘆いておられたのですが、
ボートが使える状態であることを確認し、安堵と希望に満ちた表情を浮かべておられました。
板もみるみるきれいになっていく♪

洗った板は、地域の歴史と思い入れの詰まった大切な品。
地域のコミュニティスペースを作るべく、いただいてきたそうです。
座卓となったこの板を地域の方々が囲み憩う姿を想像しながら作業しました。
次の日のミーティングでは、
「じゅんぺいさんは涙を浮かべて喜んでくだっていて、嬉しかった」
「行ってよかった。役に立ったのがうれしかった」
などなど、口々に感想を言い合いました。
被災の状況の大きさに触れた子どもたち。作業し残したボートが頭によぎり、
「もちろん、また行くでしょ!」
と次回の計画へと話が進みました。