できることから
更新日:2020年2月22日

子どもたち、何をしているところでしょう?

そうです。段ボールで、生ごみコンポスト。
気候変動について、意識をもっている あとらぼ生たち。
2℃以上の気温上昇を食い止めるためには、今年がラストチャンス。
できることは何かと、自分たちなりに考えて、みんなで一緒に取り組んでいます。
節電やごみの分別を今まで以上に気を付ける。牛肉を控える。買い物では地球によいものを選ぶ。レジ袋をもらわないなどなど、、。
市街地にある あとらぼですが、小さなできることから。
今回は、生ごみを肥料に変えるコンポストづくりに挑戦しました。
材料は段ボール、新聞紙、ピートモス、もみ殻燻炭、以上。

ここで、算数のお勉強。
作り方は、ピートモスと、くんたん。それぞれ15㍑と10㍑。
でも、今日は、もう少し多い量を作りたいんだ。
それで、くんたんを20リットル用意したよ。
じゃあ、ピートモスは何リットルいる?
「あ、3:2だ」
とUpper Classの子が言うと、
「そうだね!」
「うん、うん」
日頃から料理作りやスライム作りをやっているからか、Lawer Classの子たちも、小学6年生の教科書に出てくる内容も感覚的にわかるようです。
「何対何」って言ったね。これは、「比」っていうよ。
で、右と同じ数だけ、左にもかけるといいんだよ。
「・・・(考え中)」
「分かった!30リットルだ!」
くんたんを入れていくうちに、段ボールが意外といっぱいになってきた。
変更!16リットルにするね。じゃ、ピートモスは何リットル必要?

子どもたちも、必死。考えて数値が出ないと、作業が止まるからです。
容赦ないスタッフとむですが、子どもたちにとってこれが、生きた学び。
机上だけでない、体験を通した学び。
あとらぼ流の学びです。
さて、次の日。
子どもたちが、昨日来ていなかった友だちに、説明します。
なぜコンポストを作るのか、それでどのような効果があるのか。
一応、前の日に出した試算によると、
上手くいけば、年間約240kg(試算)のゴミを削減することにつながりそうです。

「240㎏…?」 「とむさん何人分?」
子どもたちの質問がいいですね。 僕の体重は、約60㎏だよ。ってことは?
「んんと?ろくいちが六、ろくに十二、…」
「4人分!」
「ああ!(納得の表情)」
「(式は)240÷60だね」
「私、30㎏だから、私の、、、」
「8人分だ!」
そして、これ一つが10㎏だよ。(水10㍑↓)

「お、重い💦」
これが、何個分?
「24個だ」
こうした体験を通して、子どもたちが重さや量を実感し、数量感覚を身につけられたらなと思っています。
そして、一つ一つですが、子どもたちとともに、地球のためにできることを増やしていきたいと思います。
★★★今週のあとらぼ★★★





そして、
BEFORE

AFTER

コンポストの台のでき上がり。
今週のそとらぼは、宇城市松橋にある、博物館ネットワークセンターへ。
お目当ては、「レンズでのぞこう!植物の世界展」。






とても工夫された展示で、子どもたちも夢中。カメラ機能で楽しめる仕掛け(学芸員さんの手づくりなのも凄い)がたくさんあります。
植物の生存のための知恵が、ミクロの世界で明らかになり、感動ものでした。
おすすめでーす!みなさんも、ぜひ足をお運びください(^^)
今月末は、あとらぼでイベントがあります。

体験授業でも、ミクロの世界を覗きます。自然や宇宙の神秘、自然科学の入り口に、子どもたちを誘いたいと思います♪ ぜひ、いらしてくださいね♪詳しくは、こちら↓
参加はこちらからも↓ https://www.atelier8school.org/blank-5 今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪